2019年07月19日
ブラインドサッカー体験
日本ブラインドサッカー協会のスタッフの方をお招きし、6年生がブラインドサッカー体験を行いました。実際にアイマスクをつけて、幾つかのゲームを体験。ブラインドサッカーを通じて、障がい者への理解とコミュニケーションの大切さを学びました。
~体験メニュー~
①ブラインド体操
アイマスクをしている人に、選手がしている体操と同じ動きを伝えるゲーム。最初は、「あれ」や「これ」が伝わらない状況に戸惑う場面が・・・「伝える」ことの難しさを感じているようでした。
②ブラインドウォーク
アイマスクをしている人を、目的地までたどり着けるように案内するゲーム。相手の立場(向きなど)を意識できるようになり、少しずつ伝えることが上手になっていきました。またアイマスクをしている人も、仲間の声でどれだけ安心できるかが分かりました。成功したペアが嬉しそうに顔を見合わせる様子が印象的でした。
③チーム対抗コーン当て競争
コーンがある場所を、声や音で教えてあげて、アイマスクをしている人が「その場所」を目がけてキック。普段のサッカーでボールを蹴った時より、見えない中で、仲間の声を頼りに蹴った時の方がまっすぐに蹴れている(コーンに当てられる)人が多くいました。
<体験をした子どもたちの声>
・「今までは、視覚障がい者はできないことが多い人だと思っていましたが、今は、自分よりもいろいろなことができるすごい人だなと思いました。」
・「今回の体験で、ボランティアの楽しさにも気づきました。助けられる方も嬉しいし、助ける方も楽しいので中高生になったらボランティアに積極的に参加したいです。また、声に表情をつけて話せるようにしたいです。」
・「ブラインドサッカーでは、相手のことを考えて伝えないと友達が危ない状況になってしまいます。その時初めて「相手のことを考えて声をかけよう」と思いました。日常生活の中でも相手の立場になって声をかけようと思いました。」
※ブラインドサッカーとは・・・
アイマスクをつけて行う5人制サッカー。フィールドプレイヤ-となる視覚障がい者4名と、キーパーとなる健常者1名が同じピッチ上でプレーし、鈴の入ったボールの音と、周りの声を頼りにゴールを奪い合う。2004年から、パラリンピックの種目になっています。