学園教育方針

聖ドミニコ学園の母胎となっている聖ドミニコ会は、カトリック教会内のひとつの修道会ですから、学園の教育は、キリスト教の世界観・人生観の上にたつ教育です。すなわち、「世界の中心は、愛の源の神である」という信念のもとに、神・人間・世界について学んでいきます。

また、聖ドミニコ会のモットーは、「真理」ですから、この学園のモットーも「真理」です。この語の含むところをわずかな言葉で網羅することはできませんが、まこと・真実・誠実・神の前にあるがままの姿、などと言いかえることができます。それは、ただ知的なことではなく、生きたものです。生命の中に実現されてこそ、ほんとうの真理となります。

聖ドミニコ学園は、本年創立63周年を迎えました。この年月は、とても変化に満ちた期間でした。21世紀を迎えさらにこの先は、私たちはこれまでにない数多くの事柄に遭遇して、それぞれに新しい解答を出していかなければなりません。そんな中で、私たちは、古い経験を押しつけるのではなく、新しい事態に自信を持って対処しうる子どもたちを送り出したいと考えています。自分で考え、自分で決断し、自分で行動すること・・・これが聖ドミニコ学園に学ぶ児童・生徒の基本です。そのためには、正しい価値基準、しっかりとした信念、そして人を思いやるやさしさを、キリスト教の世界観の中に求め、教え育んでゆくのが当学園の方針です。

校章の由来

校章画像

校章の形は、13世紀のはじめ、スペインの貴族聖ドミニコによって創立された、聖ドミニコ会のモットーである「真理」の擁護を象徴する盾を表わし、また、我等が「真理」を探求することを示している。

中の十字架はキリスト教のシンボルである。その形は、心身の清潔を象徴するゆりの花を表し、白は、純潔と、神のみ前に正しく生きるものの持つ深い歓喜を、黒は、他人の幸せを絶えず奉仕する滅私の精神を表している。

この校章が示す白と黒の十字架は、800年の歴史をもつ全世界の聖ドミニコ会共通のものである。

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