2020年04月30日
【聖堂朝礼】聖母月の始まりに
今週も木曜日がやってきました。日本では、祝日の多いこの時期を「ゴールデンウィーク」と呼びますが、学校に通えない毎日を過ごしている今の私たちにとっては、いくら祝日が多くても、きらきら輝いている日々とは感じにくいですね。
元気に過ごしているでしょうか。先生方はみんなのことを心配して、昨日と今日はお電話をかける日になっています。声を聴けて、先生方も安心できました。どうもありがとう。
昨日(29日)の朝に、学校から「生活習慣アンケート」を送りました。そうしたら、締め切りまでまだ何日もあるのに、しかも質問が20もあるのに、お昼過ぎには半分以上のおうちからお返事をいただきました。たった半日での、この出来事にびっくりしました。学校からのお知らせを大切にしてくださるお父さまお母さまに、感謝しています。
このアンケートから、皆さんがきちんと朝ご飯をいただいていることなどが分かりました。そして、「今したいこと」のお答えには「学校に行きたい」「友達や先生と遊びたい」とたくさんの人が書いてくれました。ありがとう。先生方も同じ気持ちなんです。会えないけれど心がつながっている、とっても嬉しい答えをいただきました。
さて、今日で4月が終わり、明日から5月、「聖母月」(せいぼげつ)の始まりです。
宗教の先生から「霊的花束」(れいてきはなたば)がもうすぐ届きます。2年生以上の人は、1年前のことを思い出してくださいね。
青葉若葉が美しく、心地よい風が吹くこの季節は、マリア様のやさしいまなざしを思い浮かべてしまうような、すてきな季節です。マリア様はいつも、私たちの祈りが神様に届くように、一緒にお祈りしてくださっています。そのマリア様に、私たちがプレゼントをするとしたら、どんなプレゼントを喜んでくださるでしょうか。
この聖母月に私たちが準備するプレゼントを「霊的花束」と言います。皆さん一人ひとりが「私のまごころ」をプレゼントするのです。毎日心を込めてお祈りをするのも、まごころプレゼント。おうちの人を手伝って、おそうじやお料理を自分からすすんでするのも、まごころプレゼント。誰かのために、私の力を使うことができたら、それはすてきな、マリア様が喜んでくださる「まごころプレゼント」です。
それをカレンダーに書き込んでいって、最後にそれをマリア様におささげします。
今までは、5月の終わりの日に、教室から聖堂まで行列をして歩き、みんなで「あめのきさき」の歌をフランス語・英語・日本語で歌う中で「霊的花束」を白い百合の花と一緒におささげしていました。今年は、残念ですが5月はずっとお休みの日が続いてしまいます。500人の小学生が一緒におささげすることはできませんが、それでも、霊的花束にこめられたみんなの「まごころ」を、マリア様は受け取ってくださるでしょう。
おうちの近くで青い葉をみつけたり、やさしい風を感じたりしたら、その時にきっと皆さんは、マリア様のやさしいまなざしを思い浮かべることでしょう。お祈りを積み重ねて、5月を大切に過ごしましょう。