2018年11月01日
秋の実りをいただきました
給食室特製のハロウィンランチをいただくと「死者の月」を迎える時期が到来したと感じます。英語クラブは、飾る期間は短いながらもジャック・オー・ランタンを作りました。実り豊かな秋の日々。大きな行事の続く学園には、豊かな実りが数多くありました。
運動会では、天候に恵まれて爽やかな一日を過ごせました。競技でも応援でも、そして係活動でも、一人ひとりが丁寧に準備し、全力で取り組んだ姿が何よりの実りです。
すべての競技が滞りなく終わり、閉会式が済むとすぐに撤収作業が始まりました。高学年はまず、低学年の椅子を教室に運び入れてから再びグラウンドに戻り、担当した係の片づけをします。朝から数えれば、大階段を何度往復したことでしょう。大変だったでしょうが、やり抜いてくれました。
テントや入退場門等の撤収は先生方の仕事です。その折、何人ものご父母が進んで手を差し伸べてくださり、おかげさまで短時間にほとんどを片づけることができました。特別な呼びかけがない中でも進んで片づけに加わってくださるご奉仕に感謝申し上げます。
先日行われた「親睦の集い」では、年々積み重ねられた工夫が実り、ご来場者向けだけでなく、お手伝いのご父母に向けてのご配慮もたくさんあって、心温まる、大盛況の一日となりました。素敵な一日であったことは、子どもたちの弾ける笑顔から伝わってきました。
その前日、着々と準備が進められるキャンパスには、たくさんの笑顔がありました。雨が止んだばかりの中庭に次々とテントを立ててくださる方、暗がりをものともせずに看板作りに精を出される方、園庭を夢の国に造り替えてくださる方、椅子も机もない中で山ほど積まれたジャガイモの皮むきにひたすら取り組んでくださる方、さらには、お子様はすでに卒業されているのに独自ブースを準備されたOBの方…皆さん大変なはずなのに、この日のためにと笑顔で引き受けてくださる、ここには書ききれないほどのご奉仕があってこそ迎えられた一日でした。
大掛かりな行事は、当日を迎えるまでが実に大変です。そして無事に済ませられれば、その充実感(と疲れ)で、出来事はそのまま過ぎてしまいがちです。でも丁寧に振り返ってみると、何と豊かな関わりがあり、これほどの実りにつながったかと、改めて感じます。
一人ではできない、独りよがりでは形づくることのできなかった行事が、多くの方々の関わりの中で花開き、その積み重ねが実りとなる。その背景には「あなたのために私を用いてください」と日々祈られた歴代のメール方の後ろ姿がありました。それが学園の実りとなって、今に続いているのです。
先般お知らせした通り、先達に感謝して祈る追悼ミサは、11月11日(日)、学園聖堂にて14時から行われます。