2016年11月01日
『「親睦」の豊かな実り』
この秋は遠足、運動会、そして「親睦の集い」の日も好天に恵まれました。給食でも「おたのしみ献立」の日には松茸ご飯をいただき、神さまがくださった「恵みの秋」を存分に味わうことができました。
運動会での子どもたちの活躍は、ご覧いただいた通りです。競技でも係活動でも応援でも、精一杯に自分の力を出し切りました。勝っても負けても相手を讃え、相手に感謝する。そんな子どもたちを誇らしく感じる一日でした。
保護者の皆様には、親子競技だけでなく、終了後の会場片付けにもご協力をくださり、感謝しております。
そして「親睦の集い」。後援会の皆様には半年間の綿密なご準備、前日の会場づくりから当日の運営、片付けまで、委員の方をはじめ保護者の皆様のご尽力で素晴らしい一日になりました。心より感謝申し上げます。
在校生にとっては年に一度の賑わいを楽しめる日であり、また卒業生や退職者にとっても気軽に遊びに来られる日です。今年も20数年ぶりに学園を訪れた卒業生や、パフォーマンスを披露してくれた卒業生がいました。故郷に帰られていた守衛さんもこの日は一日中、昔同様に働いてくださいました。卒業生の保護者もお越しくださり、さらには後援会OBのブースも設けられるなど、「すべての人に 800年の祝福を」という願いが形となり、時間を超えて温かく流れた実りの一日でした。
今年は6年生がお客様をご案内する新企画「ドミニコファミリーツアー」が行われました。当日のご案内はもちろん、事前にカードやマップを作るなど、進んで協力してくれた6年生も見事でした。お客様からいただいたご感想の一つに「この次はお客様ではなく、親睦の集いの参加者でありたい」とあったことは望外に嬉しく、委員の皆様の熱意と細やかなご配慮があってこそ花開いたものであると感じました。
過日、学校紹介をする冊子の編集担当の方からインタビューを受けました。語学教育やダンス、作文などの特色などをお話しし、児童と園児との交流や、防災訓練で高校生が非常食を準備してくれること、また数々の行事や後援会、同窓会についてもお伝えしたところ、
「この学園は、一つの家族のようにつながっているのですね」とお話しくださいました。
「種まきをすればね、あとは神さまが大きくしてくださるのよ」
メールマリアベネディクタ前学園長のお話の通り、種をまき、水やりを忘れずにしてくださったメール方の歩みが800年の時を超えて、親しく睦みあう学園の姿を生み出しました。
先人の歩みが新しいものを生み出す土台となり、今を生きる私たちの糧となっています。「死者の月」である11月、故人となったすべての関係者に感謝の祈りを捧げたいと思います。