「Cookbook完成」石川一郎

[インターナショナルコース の教室前には生徒たちによる作品がたくさん掲示されています]

 

中1のインターナショナルコースのプロジェクトのCookbookが完成しました。
レシピには文化的差異があります。
日本のレシピは、「少々」などのあいまいな表記がけっこうあります。
一方、英語のレシピは、レシピ通りにやればよいくらいに「詳細」に出来ています。
これは、どちらがいい悪いではなく、目的が分かれているからなのでしょう。
さて、このレシピを生徒たちが作成するのにどんな学びがあるのでしょうか。
実は、新学習指導要領に登場する総合的な探求の時間で求められるプロセスをたどっています。
 
「課題を設定」→「情報の収集」→「情報の分類、分析」→「情報の編集」です。
 
「具体的な食べ物を選ぶ」→「ingredient 材料を収集」→「how to  make 作り方」→「ペーパー一枚に編集」というプロセスをたどっていきます。
 
当たり前と思われるかもしれませんが、このプロセスを身体に染みこませること。
このトレーニングこそが、思考力・表現力を身につけることにつながります。
自由研究との違いはここにあります。
情報は収集すること、分類・分析すること、編集することの
三位一体が大事です。
今までの教育だと、収集・分類・分析と編集が分離しがちでした。
プレゼンやポスターの見栄えばかり気にして中身に欠ける編集だったり、
授業では、知識を詰め込む収集だけを徹底してテストではきだして終わり、生きていく上でまったく活用できかったり、、
が多かったと感じます。
Cookbookの試みは、三位一体を目指しています。
それではまた♪
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