「高校2年生インタビュー 続編 進路」石川一郎

[事務局入口のマリア像前で]

 

皆さま、こんにちは。

今回は、前回に引き続き高校2年生のインタビューです。進路について聞いてみました。

私は「法律」に興味があります

お、なかなか今の高校生にはないですね。

かつて「法学部に行けばつぶしがきく」などと言われてましたが、そんな話ではありませんでした。お父様が法学部であったという影響はあるようですが、彼女が注目したのは、世の中の多くのものには「法律」という前提があること。今後社会で生きていくには、「法律」の存在はベースであると。どのようなものかを知っておくことは、諸問題について考え解決を図っていく上で手がかりになるかもしれないと。

なるほど、なるほどです。

私はメディアリテラシーに興味があります

「その心は?」

修学旅行で沖縄に行った時に、ひめゆりの方の話を直接聞く機会がありました。話にたいへん感銘を受け、そして感じたことは、今後、存命の方が減っていき、生の言葉を聞く機会はいずれなくなるであろう、でもこういった話をどうやって未来に残していくのか、と。こんな考えが芽生える中で、演劇を観る機会が複数回あり、同じ役でも演じ手が変わると与える印象が変わると感じたとのこと。そんなことを通して、自分の中に芽生えた問いに出した答えは、メディアによる情報発信の重要性。手軽にインターネットで情報が得られる時代からこそ、情報の質にこだわってみたいと。

私は、国際協力や支援に関することをしたいです

この生徒は、上級生から誘われてボランティア活動してきたことがきっかけになったとのこと。今週末の学園祭でも、活動の一環としてスパイス販売をするそうです(お立ち寄りの際はぜひ!)学校で受けたSDGsのワークショップや課外活動のボランティアを通して世の中の貧困問題やフェアトレードの重要性を知り、自分は何ができるのかを模索しているとのことでした。

進路に関する三者三様の思いを聞くことができました。

重なる部分は「他者のために自分は何ができるのか」。

前回も書きましたが、キリスト教の精神がしっかりと根付いているのが、よくわかりました。彼女たちにとって学生生活は、将来何がしたいのか、できるのか、をじっくり考える場なんですね。

最後に、生徒たちからは、この自然豊かな温かい環境は学びの空間として最高ですよ、というメッセージをもらいました。

素敵な話を聞かせてくれてありがとうございました

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