2019年05月15日
「理科の3要素」石川一郎
本日、教育関係者の方々をお招きして、聖ドミニコ学園の教育、特にコース制が始まった中学一年生の教育についてお話させていただきました。
「百聞は一見にしかず」
で、いきなりインターナショナルコースの理科の授業のデモンストレーションを参加の方々に体験していただきました。
参加者の皆さまは、いきなり英語で授業が始まり、英語で問いかけられるかもしれないということで、軽く緊張が走りました。
しかし、ネイティブのDeseo先生、
慣れたもので、フレンドリーに参加者に語りかけ続けます。
トピックも赤ちゃんの泣き顔にみえる写真を使ったりしますので、少々英語がわからなくても意味は通じていきます。
理科でこだわる問いは3つです。
「Observation」 ~観察
「Inference」~推論(理由を考える)
「prediction」~予測
です。
赤ちゃんの写真を見て、この写真からわかることを読み取る。
次に、何故そんな表情になっているかを考える。
そして最後に、この後何が起きるかを予測する。
この3段階ですが、欧米でよく使われるブルーム・タキソノミー(教育目標の分類学)に沿っています。
思考が低次から高次に上がっていく問い、そのものです。
理科を「英語で」学ぶ。
英語力がつくのは当然ですが、それに伴って、思考力・判断力・表現力も身に付くのです。
こういった授業は、日本語でも当然できます。
インターナショナルコースだけでなくアカデミックコースも教授内容をバージョンアップしながら、聖ドミニコ学園の中学一年生は日々学んでいます。