2018年12月19日
「高校3年生インタビュー③」石川一郎
皆さま、こんにちは❗
先日も広報のT先生の紹介で、高校3年生のインタビューをさせてもらいました。
この生徒は、I.F.U(国際大学連合)の指定校推薦制度を利用して、アイルランド国立ダブリン大学トリニティカレッジに進学します。
「大学で何を学ぶの?」と聞いたところ、
「Political Science and geography(政治科学と地理学)です」
「何故、選んだの?」と聞くと
「国際ジャーナリスト」になりたいとのことでした。
彼女は進路を考える中で、自分が得意なものは何か、そして何がしたいのかを徹底的に考えたそうです。
まず、自分が得意なこと
彼女は文章を書くことがとても好きで、昨年は日本・バチカン市国国交樹立75周年記念「作文コンクール」に出した文章が優秀作品に選ばれたそうです。
神様から与えられたタレントを、ではどう使うのかを考えているときに背中を押してくれたのが、高1の沖縄研修(修学旅行)のプログラムだったと言います。
1週間近くの沖縄研修ですが、事前学習は入念に行われます。
沖縄研修ですから当然「平和教育」が内容に盛り込まれています。
他の生徒にインタビューした時にも聞いたことですが、
「平和は大事だ。二度と戦争はしてはいけない。」
にとどまることなく、様々な視点や立場からクリティカルに沖縄で起きたことを学んでいきます。
その上で、現地に行き、目で現場をとらえます。やはり「ひめゆりの塔」は、彼女の心を大きく揺さぶったようです。
そして、その時に感じたことを掘り下げて聞いていきました。
そこでとても興味深かったのは、「ひめゆり」以外にも、もっともっと知られていない悲劇が世の中にはある、ということに改めて思いを巡らしたそうです。
現在も、世界には人々に知られていない問題が山ほどあり、それを誰かが伝えていかなければいけない、と。
報道の持つ力とそのミッション性に彼女は目覚めたのです。
今後の異国の地での学生生活。
多様な仲間との学びの中で未来に羽ばたいて欲しいと思います❗