「女子教育」後編 石川一郎

聖ドミニコ学園では、未来でよりよい社会の変化をもたらす女性に対して

SUSTAINABILITY(持続可能性)

DESIGN(デザインする)

CONNECET(つながる)

の3つの力を身につけて欲しいと願っています。

SUSTAINABILITY(持続可能性)

国連では、SDGS(持続可能な開発目標)として持続可能な世界を実現するために17のゴールを設定しています。諸問題が絡まり合っており単純に解決できることではありません。「エコ」とか「ボランティア」だけで解決する次元ではないのです。「地球を次の世代につなげていきたい」という強い思いのもとに科学的に問題を解決していかなければなりません。それには、現状を認識するために多くのことを学び、そして解決に向けてどうしたらいいかを考え続けることが必要です。

CONNECET(つながる)

そのためには、多種多様な価値観をもっている人たちと「つながる」のは必然。単に英語でコミュニケーションをとれるだけではなく相手のバックグランドや繊細なニュアンスもつかまえるような語学力が欲しい。まずは母国語で、そして英語でも。

DESIGN(デザインする)

人は「心」がある。できることなら「ワクワク」しながらやりたいものです。物事の解決には、ロジックも必要ですが、「やらねばならぬ」だけで人は動かないもの。「心」には「うるおい」が大事なエキスになると感じます。脳の働きをみてもロジカルな左脳もありますし、感性の右脳もあります。STEAM教育と言われますが、ARTの大事さが今後問われると思います。

この3つの視点を女子教育の中で大事にしていくこと。今時、「男子」だ「女子」だということも聞かれますが、あえて、思春期に「女子」だけで3つの視点を徹底してみたらどうだろうか。皆さまは、どのようにお考えになりますか?

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